焼き物に適する良質の粘土に恵まれた三河地方では、古くから窯業が盛んに営まれてきました。そのひとつとして、碧南市のレンガ製造には100年以上の歴史があります。
当時、工場でできたレンガは、主に水路によって運びだされていました。油ヶ渕から港へ流れる新川では、80年ほど前まで工場から渡し木を使って舟に積み込む様子が見られました。そんな歴史を重ね、温かさを湛えたレンガ。
現代では、様々な色や形のレンガがつくられるようになり、エクステリアやガーデンデザインを楽しめるようになりました。